1949-04-09 第5回国会 参議院 予算委員会 第8号
このでこぼこは補正すべきものであると思うのでありますが、同時にこのでこぼこの補正というものが、今日現在の價格体系で成り立つておりますところの一般のいわゆる物價基準というようなものを打ち壞す因にもなりますので、この價格体系の補正というものは余程愼重にやりませんと影響するところが多いのではないかと、かように考えておるのであります。
このでこぼこは補正すべきものであると思うのでありますが、同時にこのでこぼこの補正というものが、今日現在の價格体系で成り立つておりますところの一般のいわゆる物價基準というようなものを打ち壞す因にもなりますので、この價格体系の補正というものは余程愼重にやりませんと影響するところが多いのではないかと、かように考えておるのであります。
しかしこれは昨年の十一月から十二月ごろの物價基準でやつておつたのでありますが、本年の一月の基準で参りますと、それよりちよつとふえるのであります。しこうしてかかる税制改正による減收はどのくらいかと申しますと、大体五百億円程度でございます。もし今度私の考えておつたような軽減を所得税でいたしますとすると、五百億円の財源を見つけなくちやならないということになるのであります。
農林省の調査によりますれば、農林関係の復興資金として要するところの費用の概算は、物價改訂前の物價基準にいたしまして、年間二百億と見積つておるのでありますが、これを現在の物價で計算すれば、実に三倍以上の巨額になるのであります。それがわずかに四十億程度では、農林、漁業の復興にどれだけの寄與をすることができるか、私ははなはだ心細い感じがするのでありまするが、これに対して大藏大臣の御意見を承りたい。
(拍手) 尚予算の根抵となりますところの物價基準、或いは賃金基準等につきましては、私が今更ここで申上げるまでもなく、各議員が交も交も起つて、質疑應答、或いは又只今の討論の中において詳しく述べてありますから申上げませんが、それらの予算案の基準となるべき数字におきましても誠に杜撰極まるものであり、何ら根抵のないものであるということは明らかであります。
殊に九州、四國、中國の方ではラジオは殆んど聞えない時間が多いのですが……、これらに対しで全國一様であつて、文一様の利益を受けなければならないところの候補者並びに有権者が地域的にそれだけの差別がつくということに対する対策はどういうふうに考えられておるか、まだこれは今日出たばかりで、問題は沢山ありますが、その重要な二点、それから費用の点も四億五千万円と言われましたが、これは当然物價基準が変つており、賃金
これは先程の話ではもつと後で説明するというお話でしたが、実際に今取られておりますのは、決して単なる物價基準のベースとして三千七百円があるのじやなくして、現実にマル公改定という立派な政府の武器があるのです。その武器を利用して重要な工場、或いはそういう大きな工場においては賃金を三千七百円ベースにされるのです。ところが、現実に大抵の工場にすれば高いと思うのです。本当に高いと思うのです。
今度の運賃の値上げの目的は、あるいは去年あたりから國鉄につかず、全逓につかず、独立採算制をとらなければだめだというような巷間のうわさがあり、またそういうことも基本的に考えておられるようでありますが、さしあたつての四月のおける物價基準といいますか、水準といいますか、あるいはまたそれに割掛けされておられるかどうか知りませんが、そういうところからみて、二十三年度の予算には赤字はどうしても防げない。
そのでこぼこがなくなつて、一樣に滑らかな物價基準というものが國民の間に滲透されれば、物價それ自体、インフレそれ自体は、ある意味においてそう憂える問題ではなかろうと思うのであります。
いろいろの説があるのですが物價基準というものがどうなるかということが前提問題であります。物價基準ということは只今企業の採算の状況から見まして、どうしても物價というものを或る程度の調整を加えなければならん、かような情勢になつて來ております。それからもう一つは特別会計につきまして独立採算制を採るという見地から、鉄道、通信料金の改訂ということを考慮いたしておるのであります。
その物價基準につきましては、人件費は二千九百二十円ペースをとります。物件費につきましては、現行の單價を採用いたします。それから予算の内容といたしましては、大体二十二年度の予算が十三箇月に延びたというような観念によりまして、新しい支出はごく特殊なもの以外は、これを計上いたさないというふうな行き方をします。総額は大体は二百三十億台というような見当をつけております。
こういうような結果になつておると思うのであるが、これに対して大藏大臣はどう考えておられるか、さらに時間の関係があるのでつけ加えて申し上げたいのであるが、こういう状態でタバコ耕作者からは多少の賠償金を引上げたが、非常に安く買つておいて、そうしてこれを賣るときには、新物價体系の物價基準から考えても、五百七十一倍も上つでおる。こういうようなやり方をしておるのである。
今後の問題といたしましては、結局物價の改訂という問題が出てきておりまして、例の安定帶の六十五倍の物價基準というものは、一應ここに修正檢討する時期にあるいは來ておるのではないかというように考えておりますので、その問題と勘案いたしませんと、何ともただいまのところ申し上げかねるような状態でございます。
これももちろん物價基準の設定に伴つて當然藥價の値上げも了承しなければならぬと思いますが、ここ一兩月の間の賣藥の價格の値上りは、非常に不安定な形で現われております。
これは當時の物價基準において作成されたものでありますが、その後物價基準の改訂が行われまして、その物價基準の改訂によりまして、大體五割増の收入を見込むことにいたしましても十分餘裕があろうじやないか。こういうふうな觀點から四千四百五十八萬六千圓というものを計上いたしたわけであります。
○國務大臣(片山哲君) この物價基準は、現内閣におきましても最も力を入れて研究いたしております點でありまして、組閣早々危機突破八項目に亙る政策を發表いたしました際におきましても、食糧の問題と竝びまして物價賃金の問題、生産増強に關する問題を取上げておることであります。
そこで私は物價基準を、基準年次の六十五倍に堅持する、そうしてその円の貨幣價値の今後の低下を防止するという、この政府の決意をなんらかの制度の上に表わす必要があるのじやないかというふうに考える。でその一つの方法といたしまして、金約款附與金とか、或いはその他実質價値を担保とする預金の制度をお作りになるお考はないかということを大藏大臣にお尋ねいたしたい。以上で以て私の質問は終ります。